Posted on November 22, 2012

Haskell を動かす

「Haskell のプログラムを書いてみたんだけど、どうやったら動かせるの?」に答えます。

インストール

Haskell Platform をインストールしましょう。

インストールの詳細については公式ドキュメントや他の記事に任せます。

実行

Haskell のコンパイラはいくつもありますが、もっとも多くの人が使っている ghc の場合を例に3種類の方法を紹介します。

  1. ghci (interactive shell)

1行毎にコンパイルして動作確認できます。hs ファイルやライブラリのモジュールを呼び出すこともできます。

$ ghci
> putStrLn "Hello World"
Hello World
  1. runhaskell (interpreter)

hs ファイルをコンパイルして main 関数を実行します。main が適切に書かれていないとエラーが出ます。

$ vi hoge.hs
main = print "Hello World"
$ runhaskell hoge.hs
Hello World
  1. ghc (compiler)

hs ファイルをコンパイルして実行ファイルまたはモジュールファイルを生成します。

$ ghc -o hoge hoge.hs
$ ./hoge
Hello World

同じコードであれば、後者の方がより高速に実行できます。

私の場合、以下のように使い分けています。開発中は主に ghci で小さな関数単位で型チェックや動作確認を行い、runhaskell でプログラム全体の動作を確認します。ghc コマンドでビルドするのは本番系で運用する時、もしくは速度が必要とされる計算などを行うときだけです。

ブクログ

twitter